下田光造賞
下田光造賞 公募のお知らせ
下田光造[1885-1978]は、躁うつ病に特有な病前性格を見いだし、これを「執着気質」と名付け、この気質が躁うつ病の発症に関係すると考えました。「執着気質」は、Shimoda's Shuchaku-KishituあるいはImmobilithymieとして国際的にも未だに引用されているように、下田学説は日本を代表する研究です。また下田は、脳の病理組織学的研究に従事しつつ、森田療法を高く評価するなど、幅広い視野を持つ研究者でした。
下田光造賞は、気分障害の医学の進歩に最も貢献した、賞の名にふさわしい研究論文を執筆した筆頭著者に授与いたします。
審査対象論文は、選考の前年一年間に発表された論文に限り、応募には、日本うつ病学会の会員歴を2年以上有していることが必要です。
2024年下田光造賞募集要項
対象論文
- ①
- 気分障害に関する原著論文とします。
対象論文は幅広く、社会精神医学研究・精神病理学研究・生物精神医学研究・基礎研究等を含みます。 - ②
- 2023年1月1日から12月31日までの間に発表、掲載、または受理されたもの。
※別刷がまだ出来ていなくても受理証明書と印刷予定原稿があれば認めます。
- ③
- 発表媒体は国内外を問わずonline journalも可とします。
- ④
- 言語は日本語、外国語いずれでも可とします。
応募資格
- ①
- 論文の筆頭著者であること。
- ②
- 応募時に丸2年以上日本うつ病学会の会員であること。
副賞
- ①
- 賞状
- ②
- 賞金 20万円
締め切り
2024年4月25日(木)必着
応募書類と提出先(下記事務局までメール提出)
- ①
- 規程の送付状:Word(17KB)
- ②
- 論文データ(PDF)
選考方法と結果発表
下田光造賞選考委員会で候補者を選出し、理事会で受賞者を決定します。
受賞者本人に通知し、年次総会で発表します。
受賞者は1名としますが、該当者無の場合もあります。
表彰
第21回日本うつ病学会総会にて
発表講演
受賞者には第21回日本うつ病学会総会において研究概要を発表して頂きます(10分程度を予定)。
「日本うつ病学会News」に掲載する抄録原稿の執筆をして頂きます。
下田光造賞選考委員会
委員長 | 渡邊 衡一郎 | 杏林大学医学部精神神経科学教室 |
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委員 | 井上 猛 | 東京医科大学精神医学分野 |
尾崎 紀夫 | 名古屋大学大学院医学系研究科精神医学・親と子どもの心療学分野 | |
加藤 忠史 | 理化学研究所脳科学総合研究センター精神疾患動態研究チーム | |
中尾 睦宏 | 山王病院心療内科 / 国際医療福祉大学医学部 | |
中川 伸 | 山口大学大学院医学系研究科 高次脳機能病態学講座 | |
野末 聖香 | 慶應義塾大学看護医療学部 | |
三村 將 | 慶應義塾大学医学部精神・神経科学教室 | |
吉村 玲児 | 産業医科大学医学部精神医学教室 |
日本うつ病学会事務局
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