謹啓 向寒の候 皆様におかれましてはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
平素より格別のご高配をいただき誠に有難うございます。
さて、当研究会は、「肝臓シミュレーションソフトによる手術支援や、バーチャル・エコーによる経皮的ラジオ波焼灼術のナビゲーションシステム」など、肝臓内科・外科、放射線科の分野を含めた研究を目的として2003年9月 幕内雅敏先生(現 社会医療法人社団順江会 江東病院)が兵庫医科大学放射線科と日立メディコ社の共同研究を礎とし立ち上げたものです。
その後、「肝切除における使用経験や他社ソフトとの比較」を論じる研究会として『肝シミュレーション研究会』が継承しました。第2回の研究会から名称を『肝癌治療シミュレーション研究会』と改め「肝臓領域での外科手術、移植術、内視鏡下外科手術、経皮的ラジオ波焼灼術、IVR等の治療を安全且つ正確に施行するためのシミュレーション・ナビゲーションの研究・開発及びこれらの普及化を目指す」こととなりました。
現在は、これらの研究に賛同する肝臓外科・内科、放射線科の医師、医用工学系の技術者・研究者に及ぶ幅広い会員により構成されており、年に1度、研究会が全国各地でとり行われております。
すでにお聞き及びとは存じますが、第1回「肝シミュレーション研究会」は幕内雅敏先生(当時 東京大学大学院医学系研究科 臓器病態外科学)が「肝シミュレーション・ナビゲーション技術の普及のために」のテーマを掲げ、5回目に当たる本年は川崎誠治先生(順天堂大学 肝・胆・膵外科)が当番幹事を務め、盛会のうちにとり行うことが出来ました。これもひとえに皆様方のご支援の賜物と心より御礼申し上げます。
また、このたび当研究会事務局を先端医療センターより東京大学へ移設することに相成り、更なる研究会規模の拡大、活動内容の発展、教育的貢献を目指すこととなりました。
つきましては、当研究会の活動・研究内容をご理解の上、是非とも会員としてご加入賜りますれば幸甚と存じます。(御入会の手続き等、詳細に関しましてはE-mail等にてご案内申し上げますのでお問い合わせ下さい。)
謹白
平成22年12月吉日
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